大腸カメラのここが知りたい!
皆様から頂く大腸カメラに関する疑問をまとめました!是非ご一読下さい。
①大腸カメラ検査の金額は?
大腸カメラの費用は、患者様が加入されている保険により変動がございます。
また、下記の費用以外にも診察料、血液検査、使用薬材料などの費用が加算されるため、あくまで参考としてご覧下さい。
保険:1割負担 | 保険:3割負担 | |
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下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ) 【観察のみ】 |
2,000円程 | 6,000円程 |
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ) +生検+病理組織検査 |
3,000~5,000円程 | 9,000~15,000円程 |
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ) +ポリープ切除+病理組織検査 |
7,000~10,000円程 |
20,000~30,000円程 |
②大腸カメラ検査の保険適応の条件は?
大腸カメラ検査を保険診療で受ける条件は、検査を受けるに至った経緯が条件となります。便潜血検査などの検査で異常が発見された、もしくは患者様の症状に対して医師が大腸カメラ検査を受ける必要があると判断した場合、その検査は保険適用で行われます。
③大腸カメラ検査でポリープを切除するにはいくらかかりますか?
大腸検査にてポリープ切除をするのに必要な費用は、ポリープの大きさや加入している保険の種類により誤差はありますが、自費だと約5万円~7万円、保険適用だと1万円~3万円の間で切除することができます。
④大腸カメラ検査は女性は何歳から受けるべきですか?
一般的に女性が大腸カメラ検査を受け始めるべき年齢は35〜40歳とされています。しかしながら、最近は、大腸ポリープの発生する平均年齢が下がってきています。従って、上記の年齢は1つの目安として考えていただき、35歳前後になったら定期的に大腸カメラ検査を受けることをお勧めいたします。
⑤大腸カメラ検査は年に何回受けるべきですか?
直近受けた2回の大腸カメラ検査で異常がなければ、大腸がんがある可能性は低いと判断できるため、その後は5年に一度受けていただければ問題ございません。しかしながら、大腸ポリープが発見された場合は、30%以上の確率で再発するとされているため、年に一度は大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。
⑥大腸ポリープは何年で癌化しますか?
一般的に大腸ポリープが大腸がんになるには5年〜10年かかると考えられています。基本的には、ポリープはサイズが大きくなってからがん化しますが、稀に小さいポリープでもがん化が認められる場合もあります。従って、患者様のご希望にも寄りますが、あまり時間が経っていない小さなポリープも切除することが望ましいです。
⑦大腸カメラ検査を受ける前の下剤服用では何回トイレにいきますか?
大腸カメラ検査前の下剤服用では、飲み始めて1時間ほど経過すると便意を感じ始めます。その後5,6回排便があります。人によっては10回以上排便する方もいらっしゃいます。
⑧大腸カメラ検査を受けた方がいいのはどんな人?
以下の条件に当てはまる方は大腸カメラ検査を受けることを推奨されます。
・40歳以上の方
・健康診断で要精密検査と診断された方
・消化器疾患の症状が見られる方
これらに当てはまる方々は大腸がんや大腸ポリープがすでにある、もしくは発生しやすい方である可能性があります。従って、定期的な大腸カメラ検査で早期発見を心がける必要があります。